オランダ外相「ロシアによる住民投票は偽物」ウクライナ4州巡り批判

 安倍晋三元首相の国葬で来日したオランダのウォプケ・フクストラ外相が東京都内で27日、毎日新聞の取材に応じた。ウクライナ東部・南部の4州で強行されたロシアへの編入の是非を問う「住民投票」について、「(ロシアが)他国の国土で組織した住民投票は偽物であり、どんな結果であっても到底受け入れることはできない」と批判した。
 フクストラ氏は「プーチン露大統領は住民投票と部分的動員令でこの不法な戦争をさらにエスカレートさせる決断をした。我々はウクライナに対する武器供与と人道支援、財政支援を増やし、ロシアに対する制裁をもっと強化しなければならない」と訴え、侵攻を受けるウクライナへの支援強化を継続する認識を示した。
 欧州各国は対露制裁のさらなる強化を模索する一方、エネルギー価格が高騰した影響でウクライナへの「支援疲れ」も広がっている。フクストラ氏は「プーチン氏はオランダを含む欧州各国に対し、エネルギーを武器として動員している」と指摘。オランダは2023年からエネルギー価格に上限を設定する方針と報じられていて、「欧州はエネルギー価格が短期間で2倍、3倍に高騰する異常事態に直面している。国民や企業とともに、結束を維持しながらこの事態を乗り切らなければならない」と述べ、国内での価格高騰対策の必要性も強調した。【金寿英】

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