starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

23年の世界成長、2.9%に=中国ゼロコロナ転換で上方修正―日本は円安も追い風・IMF


 【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は31日公表した最新の世界経済見通しで、2023年の世界の成長率を2.9%と、昨年10月の予想から0.2ポイント上方修正した。中国の「ゼロコロナ」政策転換による経済活動の完全な再開や、多くの国で予想よりも景気が堅調に推移していることが背景。24年は3.1%と、0.1ポイント引き下げた。  IMFのチーフエコノミスト、ピエール・オリビエ・グランシャ氏は23年が「(世界の)景気が底打ちし、インフレも低下する転換点になり得る」と指摘した。世界のインフレ率は22年の8.8%から、23年に6.6%、24年は4.3%へ減速する見通し。  23年の日本の成長率は1.8%と、0.2ポイント引き上げた。金融・財政政策による下支えが続き、円安による企業利益増が投資を促進すると見込んだ。24年は政策効果剥落で0.9%にとどまる見通し。  23年の中国成長率は5.2%と、0.8ポイントも引き上げ。新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策の撤回で、人の移動が急速に回復すると見込んだ。  23年の米成長率は1.4%と、底堅い国内需要を踏まえ、0.4ポイント上げた。24年は連邦準備制度理事会(FRB)の利上げの影響が表れ、1.0%へ鈍化する見通し。  ユーロ圏は23年、ECBの急ピッチの利上げに圧迫され、0.7%成長にとどまると予測。一方、ロシアは0.3%のプラス成長に転じるという。先進7カ国(G7)などがウクライナ侵攻に対する制裁で導入した石油価格上限の設定は、現行水準では「ロシアの原油輸出量に大きく影響しない」と分析した。 【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.