ＮＡＴＯ事務総長が訪韓＝外相と連携強化で一致

　【ソウル時事】北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）のストルテンベルグ事務総長は２９日、韓国を訪問し、朴振外相と会談した。両氏は北朝鮮の核問題やウクライナへの支援に関して連携を強化することで一致した。ストルテンベルグ氏は３０日に韓国を離れ、日本を訪れる。 　韓国外務省によると、ストルテンベルグ氏は北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対して国際社会の団結が必要だという点に理解を示した。その上で、「北朝鮮の完全な非核化に向けた韓国政府の努力を支持する」と表明した。 　朴氏は「自由と民主、法治などの価値を共有する国家間の連帯が重要だ」と指摘。昨年６月に尹錫悦大統領がＮＡＴＯ首脳会議に出席し、同年１１月には韓国のＮＡＴＯ政府代表部が開設されたことを挙げ、「パートナーシップの深化に向けた制度的基盤が強化された」と強調した。　【時事通信社】 〔写真説明〕２９日、ソウルで北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）のストルテンベルグ事務総長（左）と握手する韓国の朴振外相（韓国外務省提供・時事）