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実行役報酬は百数十万円か=事件直後、強奪現金を分配―東京・稲城の強盗・警視庁


 東京都稲城市で昨年10月、住民が暴行され現金約3500万円などが奪われた事件で、実行役の報酬は1人100万~150万円だったとみられることが26日、警視庁捜査1課への取材で分かった。  事件で逮捕された複数の容疑者は、全国で相次ぐ強盗事件に関与した疑いがあり、同課は強盗グループが同様の報酬形態で次々と事件を起こしていたとみて調べる。  事件をめぐっては、昨年10月20日午後4時ごろ、稲城市内の住宅で現金約3500万円が入った金庫と、金塊や高級腕時計、宝飾品など約140点(時価860万円相当)が奪われ、同課は26日までに実行役や強奪品の処分をしたとみられる男7人を逮捕した。  同課によると、事件の報酬は実行役が1人100万~150万円、逃走車両などの運転手役は約80万円だった。事件直後、金庫を破壊して、中にあった現金をそれぞれ手渡しで分配したとみられる。  金塊や宝飾品などの強奪品は都内の買い取り店に持ち込まれ、約300万円で売却された。売却額の3~5%が処分役の取り分として提示されていたが、買い取り額が指示された金額に届かなかったとして、8万円へ報酬を下げられたという。  事件をめぐっては、フィリピンに滞在しているとみられる「ルフィ」「キム」「ミツハシ」と名乗る人物が指示役だったとみて、警視庁が調べている。 (了) 【時事通信社】
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