ロシア、ウクライナ南部で攻勢強める＝ジョンソン元英首相が首都を電撃訪問

　ロシア通信は２２日、ロシア軍がウクライナ南部ザポロジエ州の二つの都市で攻勢を強めていると報じた。ウクライナ南部では、昨年１１月にウクライナ軍がヘルソン州の州都ヘルソンを奪還して以降、大きな戦闘の動きは見られていなかった。 　ロイター通信によると、ロシア国防省は２２日、ザポロジエ州で「より多くの有利な場所を得た」と述べ、２日連続で部隊を前進させたと主張。ただ、ウクライナ側はロシア軍の主張は誇張されていると訴えている。 　一方、英メディアによると、ジョンソン元首相が２２日、ウクライナを予告なしに訪問し、首都キーウ（キエフ）でゼレンスキー大統領と会談した。ロシア軍撤収後に民間人の犠牲が明らかになったキーウ近郊のボロディアンカとブチャも訪問。「この戦闘を終わらせる唯一の方法は、なるべく早くウクライナが勝つことだ」と述べ、支援継続を約束した。　【時事通信社】