被害住人の行動把握か＝強盗容疑、覆面男を再逮捕―大阪府警

　大阪市天王寺区のマンション一室に覆面をかぶった男らが押し入り現金などを奪った事件で、被害者の自営業の住人（３１）は事件前日にこの部屋に入居していたことが２１日、大阪府警への取材で分かった。現場では覆面姿の男４人が目撃され、うち３人が逃走。府警捜査１課は３人の行方を捜すとともに、男らが住人の行動を把握し、入居直後を狙った可能性もあるとみて調べている。 　同課は２１日までに、強盗容疑などで、実行役とみられる無職福永直也容疑者（２１）＝奈良県田原本町＝を再逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。同容疑者は覆面姿の男の一人で、マンションに侵入した疑いで現行犯逮捕されていた。 　再逮捕容疑は２０日午前２時１０分ごろ、同マンションの部屋に押し入り、住人を脅迫して現金計約６８０万円が入ったバッグ２個などを奪った疑い。　 　同課によると、住人は今月初旬に東京都内から大阪府内に移動し、マンションに入居したのは事件前日の１９日だった。２０日に料理の宅配を注文し、受け取ろうと玄関ドアを開けた際、覆面姿の男４人が部屋に押し入ってきた。（了）【時事通信社】