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「報道の自由」へ団結=東南アジアの記者ら研修―カンボジア


 カンボジアの首都プノンペンで昨年12月、東南アジア5カ国の記者らが参加し、「報道の自由」などをテーマとした会議や研修が行われた。記者自身がいかに身の安全を守るかという講義も催され、参加者らは報道の自由や記者の安全確保のために団結、協力することも確認した。  参加したのは、カンボジア、フィリピン、マレーシア、インドネシア、東ティモールの記者や研究者ら約100人。カンボジア・ジャーナリスト連合など、参加各国の計六つの記者団体が共同で主催した。会議が始まると、記者に対する犯罪が無法状態となっているフィリピンやミャンマーの現状が俎上(そじょう)に載った。  国際非営利団体「ジャーナリスト保護委員会」(CPJ)は2022年、記者の殺害が横行し「最悪」に分類した11カ国の中に両国を含めた。フィリピンでは昨年、現政権に批判的なラジオ司会者が射殺される事件が発生。軍事政権が権力を掌握しているミャンマーでは、記者が身柄を拘束される事案が頻発している。  フィリピンから参加した30代の女性記者は「私の国では記者が殺害されることもある。安全に取材するためには、事前の調査や適切な装備など、準備すべきことがたくさんあると気付かされた」と語った。 【時事通信社】 〔写真説明〕東南アジア5カ国の記者らが参加し行われた「報道の自由」などをテーマとした会議=2022年12月12日、プノンペン 〔写真説明〕東南アジア5カ国の記者らが参加し行われた「報道の自由」などをテーマとした会議で、メッセージを手にする参加者ら=2022年12月12日、プノンペン
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