スマホ巡りトラブルか＝１３歳の母親切り付け―静岡県警

　静岡県牧之原市の住宅で４０代女性が刃物で刺され死亡した事件で、児童相談所に通告された中学生の娘（１３）が、母親との間でスマートフォンに関するトラブルがあったとみられることが１８日、関係者への取材で分かった。県警は、背景に親子間のトラブルがあったとみて、事件に至った詳しい経緯を調べている。 　事件は１６日深夜に発生。家族から１１０番があり、駆け付けた警察官が室内で女性を発見した。女性は病院搬送後に死亡が確認された。 　女性の体には複数の刺し傷や切り傷などがあり、娘が刃物のようなもので切り付けたとみられる。娘はその場で署員に保護された。　 　１４歳未満の少年が犯罪に当たる行為をした場合は「触法少年」として扱われ、刑事責任は問われない。県警は児童相談所に通告し、娘から事情を聴くなど調査を進めている。（了）【時事通信社】