違約金名目で高利息か、１１人逮捕＝スマホ買い取り装いヤミ金―茨城県警

　スマートフォンなどの買い取りを装って現金を貸し付けたとして、茨城県警は１７日までに、貸金業法違反（無登録営業）などの疑いで、東京都練馬区貫井の自称会社役員角田弘容疑者（４５）ら１１人を逮捕した。県警によると、貸し付け後に違約金名目で高額の利息を得ており、こうした手口によるヤミ金の摘発は初めて。 　逮捕容疑は２０２１年１１月～２２年６月、茨城県の男性（４４）ら１１人に金を貸し付け、法定金利を超える利息を受け取るなどした疑い。県警は認否を明らかにしていない。 　県警生活環境課によると、角田容疑者らは「スマホで簡単、即日高価買い取り」などとうたうサイトを運営し、利用客にスマホやゲーム機の画像を送るよう要求。「買い取り代金」を客の口座に入金した後、商品が届かないことを理由に違約金名目で法定金利の約３０～１４０倍の計約７０万円を受け取っていた。　 　県警は角田容疑者らが２１～２２年、全国で約１万２８００人に計約４億３０００万円を貸し付け、約４億円の利益を得たとみて調べている。（了）【時事通信社】