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南ア逃亡の男、殺人罪否認=20年前切断遺体―東京地裁


 東京都奥多摩町で2003年、元飲食店従業員古川信也さん=当時(26)=の切断遺体が見つかった事件で、南アフリカに一時逃亡し、殺人などの罪に問われた紙谷惣被告(48)の裁判員裁判の初公判が17日、東京地裁(浅香竜太裁判長)であった。同被告は死体損壊・遺棄罪などは認めた一方、「殺すつもりはなく、周囲で殺すとの話が進んでいるとも知らなかった」と殺人罪を否認した。  起訴状によると、紙谷被告は03年9月、仲間と共謀し、拉致した古川さんを埼玉県内で監禁。山梨県内で古川さんの首を絞めて殺害し、奥多摩町などに切断した遺体を遺棄したとされる。  事件では、元マージャン店店長らが実刑判決を受けるなどした。紙谷被告は南アに逃亡したが、20年に現地の日本大使館に出頭した。17年、共に逃亡していたリーダー格の男=当時(46)=は遺体で見つかり、自殺したとみられている。 (了)【時事通信社】
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