被害女性、多量に出血か＝博多駅前殺害―福岡県警

　福岡市博多区のＪＲ博多駅近くの路上で、女性が男に襲われ殺害された事件で、女性は刃物で刺され短時間で多量に出血したとみられることが１７日、福岡県警への取材で分かった。県警は女性の身元確認を進めるとともに、遺体を司法解剖して詳しい死因などを調べる。 　事件では１６日午後６時１５分ごろ、複数の通行人から「女性が刺された」などと１１０番があった。警察官が同２０分ごろに現場に到着した時には、女性は血を流して路上にあおむけで倒れていた。その後、市内の病院に搬送されたが、午後７時ごろに死亡が確認された。 　県警によると、女性を襲った男は３０～５０歳代で、包丁のようなものを持ち、黒い上着を着ていた。現場には凶器は残っておらず、男が持ったまま逃走したとみられる。　 　「博多駅方向に逃げた」との情報もあり、県警は駅周辺にある防犯カメラの解析などを進めて、男の行方を追っている。（了）【時事通信社】