配車大手が新規登録再開＝中国、ＩＴ締め付け緩和か

　【北京時事】中国配車サービス最大手の滴滴出行（ディディ）は１６日、中国当局から禁じられていた新規顧客の登録を同日再開したと発表した。再開は約１年半ぶり。政府のＩＴ企業に対するこれまでの締め付けが緩和された可能性がある。 　中国政府は近年、顧客情報を保有し、社会的な影響力を広げるＩＴ大手への介入を強めてきた。ディディに対しては、配車アプリを通じて顧客の個人情報を違法に収集していたなどとして、２０２１年夏に新規顧客の登録を禁止。２２年７月には約８０億元（約１５００億円）の罰金を科した。　【時事通信社】 〔写真説明〕中国配車サービス最大手、滴滴出行（ディディ）のアプリ＝２０２１年７月、上海（ＥＰＡ時事）