東大とお茶の水大が包括協定＝研究や地域貢献で連携強化

　東京大とお茶の水女子大は６日、研究や教育、地域貢献で連携・協力する包括協定を結んだ。学生の起業家精神の醸成や、多様性の視点を取り入れた人材育成など三つの柱を掲げ、講座の相互解放や共同研究を強化する。 　東京都内で行われた調印式で、東大の藤井輝夫学長は「幅広い連携・協力を通して両大学の特徴を高め合うことが、世界の公共性への貢献につながる」と期待感を示した。　 　両大学は同じ文京区にあり、これまでも学生や教員の交流があった。お茶の水女子大の佐々木泰子学長は「東大とのパートナーシップの実現は、より一層の教育体制を築き、新たな活動を推進していく礎となると確信している」と強調した。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕連携・協力に向けた協定書に署名した東京大の藤井輝夫学長（右）とお茶の水女子大の佐々木泰子学長（左）＝６日午後、東京都文京区