「強い団結、来年終戦を」＝ウクライナ大統領が年次教書演説

　ウクライナのゼレンスキー大統領は２８日、最高会議（議会）で年次教書演説を行った。ロシアが議事堂を空爆する危険性に鑑み、日時は関係者以外に極秘とし、実施後に内容を公表した。ゼレンスキー氏は「団結が強いほど、勝利は早くやって来る」と述べ、来年にロシアによる侵攻を終わらせるため、自国民に協力を呼び掛けた。 　現地メディアによると、教書演説は出席者による拍手を４１回挟み、５２分間続いた。内政・外交の基本方針を示す教書演説は前回、昨年１２月１日に実施しており、今年２月の侵攻開始後で初めて。　【時事通信社】 〔写真説明〕２８日、首都キーウ（キエフ）のウクライナ最高会議（議会）で演説するゼレンスキー大統領＝大統領府提供（ＡＦＰ時事）