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来年は「重要な1年」に=領土奪還、復興に意欲―ウクライナ大統領


 【ブリュッセル時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は27日の動画で、ロシアの侵攻が続く中、来年は「重要な1年になる」と強調し、防衛態勢を引き続き整えていくと表明した。領土奪還や復興などの課題を巡り「共通認識を持たなければならない」とも訴え、最高会議(議会)で近く自身の考えを示すと語った。  ゼレンスキー氏は27日にイタリアのメローニ首相と電話会談。イタリアが防空システム提供を検討していることを明らかにした。また、米資産運用大手ブラックロックのトップとも話し、復興に向けた投資の準備があることを確認したという。  さらに、来年1月16~20日にスイスで開催予定の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に参加し、ウクライナの「立場とビジョン」を提示する計画にも言及した。  ウクライナからの報道によると、イェニン内務次官は27日、国内の天然ガスパイプラインや変電所などの重要インフラについて、ロシア侵攻後に少なくとも702カ所が破壊されたと説明した。  ウクライナ軍参謀本部も27日、「重要インフラへの空爆やミサイル攻撃の脅威は、依然として国内全土で続いている」とフェイスブックに投稿。「(ロシアは)兵力を大幅に失っているにもかかわらず、(東部ドネツク州の)バフムトなどで攻撃をやめない」と指摘した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナのゼレンスキー大統領=21日、米ワシントン(AFP時事)
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