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企業採用で感染経験者優先=病欠回避へ免疫重視―中国


 【北京時事】新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が続く中国で、人材確保に苦心する企業が採用条件として「陽性経験」を掲げるケースが出ている。ウイルスへの免疫があれば、当面は感染して仕事を休むこともないとの判断だが、雇用差別だと批判する声も上がっている。  中国では今月に入り、3年近く続けてきた「ゼロコロナ」政策が破綻。「ウィズコロナ」へと急速にかじを切る中、20日間で約2億5000万人が感染したと伝えられている。28日までの報道によると、南西部の四川省の疾病予防コントロールセンターは、住民の63.52%が感染したとする調査結果を公表。各地の人手不足は深刻で、医療現場などでは軽症の感染者なら働き続けざるを得ない状態だ。  香港メディア「香港01」によると、河北省石家荘市のホテルは、スタッフ募集要項で「陽性経験」を優先雇用の条件に提示。300人近い職員を募集した北京市の飲食系企業の求人広告には「コロナ回復者優先。オミクロン株感染からの回復者を歓迎」と書かれていた。「陰性なら連絡しないで」と伝える企業もあったという。  こうした動きに、インターネット交流サイト(SNS)には「就職差別だ!」「感染歴はプライバシーではないのか」などと指摘する投稿が相次いでいる。  中国ではかつて、感染歴だけで採用を断られる正反対の事例が問題化していた。中国政府は先に、防疫対策の重点は「感染予防」から「重症化予防」に移ったと表明。感染拡大に目をつぶっても、経済と社会活動の正常化を優先させる方針を示している。 【時事通信社】 〔写真説明〕27日、閑散とした中国・上海市の商業施設(EPA時事)
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