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少ない防カメ、特定至らず=情報240件、聞き込み徹底―宮台さん襲撃事件1カ月・警視庁


 東京都立大(東京都八王子市)の教授で社会学者の宮台真司さん(63)が男に襲撃され重傷を負った事件は、29日で発生から1カ月となる。警視庁捜査1課は現場から逃走した男の映像などを公開。28日までに約240件の情報が寄せられたが、周辺に防犯カメラの設置が少ないことなどもあり、容疑者特定には至っていない。  同課によると、男が事件直後に逃走した方向には公園や住宅街が広がり、都心の繁華街などと比べ、防犯カメラの設置台数は少ない。そのため、複数のカメラの映像をつなぎ合わせて逃走経路を追跡する捜査が難航。近隣住民に男の写真を見せて目撃情報を集める作業などに力を入れており、捜査関係者は「基本的な捜査を徹底するしかない」と語る。  事件から約2週間後、同課は男の動画や写真を公開した。画像は比較的鮮明で、高い身長などの身体的特徴も捉えているが、捜査幹部は「思ったよりも寄せられる情報が少ない」と漏らす。その理由について、「普段から家にこもっているなど、社会との接点が薄い人物の可能性もある」と分析する。  事件は11月29日午後4時17分ごろに発生した。男は、講義を終え徒歩で駐車場に向かう宮台さんを襲撃。頭を後ろから殴った上、刃物で後頭部や右脚などを切り付け、6週間の重傷を負わせ殺害しようとした疑いが持たれている。  同課などによると、事件数時間前の同日午後、男とみられる人物が都立大本部棟1階から、講義が行われる1号館に向かって歩く姿が防犯カメラに映っており、襲撃までの数時間、敷地内に滞在していた可能性がある。事件前、大学付近を自転車を押して歩く姿も確認されているが、学生らが主に出入りする防犯カメラ設置の門から構内に侵入した形跡はなかった。  現場近くに住む50代の男性は「早く捕まってほしい。まだ、この辺にいるかもしれないと思ったら気持ちが悪い」と不安を漏らしている。  情報提供は南大沢署042(653)0110まで。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕東京都立大付近の住宅街を歩く男(警視庁提供)
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