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Xマスプレゼントに大統領人形=生活困窮の中、批判も―ベネズエラ


 【サンパウロ時事】南米ベネズエラ政府が、子どもたちへのクリスマスプレゼントとしてマドゥロ大統領をキャラクター化した人形を全国に配布した。同国は経済が破綻状態にあり、日々の食料を満足に買えない貧困層は国民の8割以上。ネットでは「他に配るべきものがあるだろう」とあきれる声も上がっている。  人形は、米コミックのヒーローをまねた国営テレビのアニメキャラ「スーペルビゴテ(スーパーひげ)」と「シリータ」。スーペルビゴテは口ひげがトレードマークのマドゥロ氏、シリータはシリア夫人にそっくりだ。  ロドリゲス副大統領は23日、全国の少年少女に他のおもちゃを含め1200万個以上のプレゼントを届けたと表明。「子どもたちがシリータとスーペルビゴテを手にしているのを見掛けた。(クリスマスは)国と国民にとって特別な時だ」と述べた。三権を掌握する反米左派のマドゥロ氏は、欧米諸国から「独裁者」と非難されている。  ベネズエラの10月のインフレ率は、中央銀行の発表によれば155.8%に達し、市民は生活に窮している。ジャーナリストのカルロス・カマチョ氏は時事通信に「クリスマスの政治利用は非常にまずい。受け取りを拒否する動きも伝えられている」と語った。  ツイッターでは「おもちゃよりも食料や生活必需品を配るべきだ」などと批判する意見が目立ち、ネットメディアのナシオナルも人形配布への風当たりの強さを報じた。 【時事通信社】 〔写真説明〕クリスマス飾りに添えられたマドゥロ・ベネズエラ大統領の人形(カルロス・カマチョ氏提供・時事) 〔写真説明〕子どもたちにベネズエラ政府からのプレゼントを配る「スーペルビゴテ」(ベネズエラ与党のツイッターより・時事)
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