starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

中国、「基礎疾患悪化含めず」=コロナ急増、ウイルス変異に懸念


 【北京時事】中国政府は20日、新型コロナウイルスによる死者数の集計基準について、「感染による基礎疾患の悪化は含めない」と明らかにした。日本をはじめとする諸外国の基準とは大きく異なり、14億人の人口を抱える国での実態把握がさらに困難となりそうだ。一方で、感染の急速な拡大でウイルスが変異することへの懸念も高まっている。  中国各地では爆発的な感染拡大により死者が急増しており、パンク状態となった葬儀場や火葬場の様子が伝えられている。しかし、政府による公式発表の死者数は今月、1桁を超えたことがない。20日も「ゼロ」で、実態と大きくかけ離れている。  政府の記者会見で、王貴強・北京大学第一医院主任は「(オミクロン株感染者の)主な死因は基礎疾患だ」と説明。その上で、明確に感染によって引き起こされた肺炎や呼吸不全による死者のみ集計対象にすると述べた。  ブルームバーグ通信によると、これまでは感染後の基礎疾患悪化による死者もコロナ関連死に含まれており、同社が最近当局に確認した際も、この基準は「変わっていない」との回答だった。今月14日には無症状の感染者数も公表が取りやめられ、インターネット交流サイト(SNS)では当局による「数字のごまかし」に対する批判の声も上がっている。  前例のない勢いで感染が広がることにより、ウイルスに新たな変異が起きる恐れもある。米国務省のプライス報道官は19日の記者会見で「ウイルスがまん延し変異が生じれば、あらゆる地域の人々への脅威になり得る」と強調。20日には、米国製ワクチンを中国に提供する用意があると表明した。  香港の研究チームも今月、今後の中国の死者数を約100万人と推計した上で、変異が起きる可能性を指摘している。 【時事通信社】 〔写真説明〕21日、北京で、医薬品を買うために並ぶ市民(EPA時事)
    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.