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ロシア軍の首都再侵攻懸念=ベラルーシに部隊集結―ウクライナ


 ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、軍・治安機関幹部と会議を開き、北の隣国ベラルーシにロシアが部隊を集結させている問題を協議した。ベラルーシはロシアによる2月の侵攻開始時、首都キーウ(キエフ)に向けた進軍ルートになった経緯がある。政権はキーウ再侵攻のシナリオを排除せず、「あらゆる事態の展開に対応する用意がある」と確認した。  ロシアのプーチン大統領は19日、ベラルーシを2019年以来初めて訪問し「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領と会談。ウクライナ侵攻の長期化に備えた態勢固めのため、ベラルーシの軍需産業掌握を狙っていると疑う見方も出ている。会談でプーチン氏は「(兵器の)共同開発は極めて重要だ」と述べた。ロシアのラブロフ外相、ショイグ国防相も同席した。  ウクライナ軍幹部は18日、プーチン、ルカシェンコ両氏の間で「ベラルーシ軍を地上を含めた作戦に参加させる問題が議論される」という見通しを表明。米シンクタンクの戦争研究所は16日時点で「ベラルーシ経由のウクライナ侵攻の可能性は低いものの、あり得る」と分析した。  ロシアは10月、同盟国の「合同部隊」の名目でベラルーシに部隊を派遣。ウクライナ東・南部の戦況がこう着する中、北部に不安定な状況をつくり出してゼレンスキー政権を揺さぶってきた。インタファクス通信の19日の報道によると、現地では軍事演習が続けられた。  ベラルーシは実際、ウクライナ各地を狙ったイラン製自爆ドローンの発進拠点と指摘され、ロシアとの「戦争協力」は機能している。19日未明もドローン攻撃があり、ウクライナ軍は30機を撃墜したと発表。北部キーウ州のクレバ知事は2人が負傷したと明らかにした。  一方、東・南部では双方の砲撃が続き、死傷者が連日出ている。11月に南部ヘルソン市を奪還したウクライナ軍の次の目標は、南部メリトポリ市とも言われる。ゼレンスキー政権側のフェドロフ市長は18日、ロシアが市内に戦車用の障害物を設置するとともに「市街戦を準備している」と警戒を促した。 【時事通信社】 〔写真説明〕19日、ミンスクで会談に臨むロシアのプーチン大統領(左)とベラルーシのルカシェンコ大統領(AFP時事)
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