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ヘルソンでロシア軍が子供拷問か=侵攻1年で大規模攻撃も―ウクライナ


 ロシアによる一方的な「併合」後、ウクライナ軍が奪還した南部ヘルソン市で、子供が監禁・拷問された疑いのある部屋が見つかったことが分かった。ウクライナ最高会議(議会)の人権担当者ルビネツ氏が14日、地元メディアを通じて報告したもので、8カ月間の占領統治の一端が浮かび上がった。  占領されていた他の地域で、成人に対する拷問や性暴力の証言はこれまで明らかになっているが「子供の拷問が確認されるのは初めて」(ルビネツ氏)という。  ルビネツ氏によると、部屋に監禁された子供たちが水にありつけたのは2日に一度で、ほとんど食事を与えられていなかった。14歳の少年は「破壊されたロシア軍の兵器を写真に撮っただけで拘束された」と話している。他にも、ロシア軍に歯向かった子供が拘束されたもようだ。  一方、ウクライナ軍のザルジニー総司令官は15日、英誌エコノミストのインタビューで、ロシア軍は予備役も含めて約20万人を訓練していると指摘。来春にも大規模攻勢があり得るという見方を示した。  ウクライナのレズニコフ国防相も英紙ガーディアンの15日のインタビューで、ロシア軍は「少なくとも3カ月」かけて態勢を整えている最中だと語った。今年2月下旬に首都キーウ(キエフ)制圧を狙ったものの失敗した電撃作戦のように、来年2月に大規模攻撃を仕掛けてくる恐れがあると主張している。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ軍のザルジニー総司令官=2021年10月19日、キーウ(AFP時事)
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