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小5からのいじめ認定=中3自殺、第三者委が報告書―神戸市


 神戸市で2020年9月、市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、市教育委員会が設置した第三者調査委員会は9日、いじめやいじめの可能性が高い行為が小学5年時から15件あったと認定し、「いじめがなければ自死は防げていた」などとする調査報告書を市教委に提出した。  女子生徒は20年9月5日朝、自室で亡くなっているところを家族が発見。「学校疲れた」などのメモ書きが残されていた。  報告書などによると、女子生徒は小学5年時に級友の約7割から「ばい菌」扱いされていた。担任が学級会でこのことを取り上げ、ほかの児童にも知れ渡ったという。  中学校でも同様のいじめが継続。3年時には、無料通信アプリ「LINE」で友人から「しね」と書かれ、グループから退会させられた。  報告書は「いじめにより他者からの評価に過敏になり、友人関係や成績不振への不安が重なって自殺を考えるようになった」と結論付けた。  同市の長田淳教育長は「調査報告書の提言を基に、再発防止に取り組む」とのコメントを出した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕長田淳神戸市教育長(右)に報告書を提出する第三者調査委員会の松本隆行委員長=9日午前、神戸市中央区
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