ブラジルへ捜査員出発＝母子殺害事件で協力要請―大阪府警

　堺市東区のマンションで８月、住人の荒牧愛美さん＝当時（２９）＝と長女リリィちゃん＝同（３）＝が殺害された事件で、大阪府警の捜査員３人が１９日、殺人容疑で国際手配されている夫が潜伏しているとみられるブラジルに向け、関西空港から出発した。 　捜査員は、現地当局に事件の概要を説明し、捜査協力を求める方針。警察庁の職員も同行する。　 　夫でブラジル国籍のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者（３３）は、荒牧さんらを殺害した容疑で、９月に国際手配された。 　捜査関係者によると、日本とブラジルは犯罪人引き渡し条約を結んでいないため、現地の法律で処罰する「代理処罰」の要請も視野に入れているという。（了）【時事通信社】