ペロシ氏、指導部退任を表明＝下院民主、世代交代へ―米

　【ワシントン時事】ペロシ米下院議長（８２）は１７日、議会演説で「新しい世代が民主党議員団を率いる時が来た」と述べ、来年１月からの新議会で下院民主党の指導部を退く考えを示した。中間選挙で民主党は下院で多数派の地位を喪失。下院トップのホイヤー院内総務（８３）も同日退任の意向を表明し、指導部が一気に世代交代する。 　ペロシ氏は２００７年に米史上初の女性下院議長に就任。通算４期を務め、議会運営で多大な影響力を誇った。米メディアは「一つの時代の終わり」と大々的に報道。バイデン大統領は声明で「最も重要な議長として歴史に刻まれるだろう」と退任を惜しんだ。　【時事通信社】 〔写真説明〕１７日、ワシントンの米連邦議会で演説するペロシ下院議長（ＡＦＰ時事）