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与那国島に機動戦闘車=沖縄で初の公道走行―住民に賛否、日米統合演習


 日本最西端の沖縄県与那国島に17日、陸上自衛隊の16式機動戦闘車(MCV)1両が、航空自衛隊のC2輸送機で空輸され、空港から与那国駐屯地までの公道を約6キロ走行した。日米統合演習「キーン・ソード」の一環で、砲塔の付いた車両が県内の公道を走行するのは戦後初めて。  陸自は米海兵隊との訓練を計画。米軍と共同で設ける拠点の警備などを想定しているという。台湾から約110キロと近い与那国島で、米軍が部隊を展開するのも過去に例がない。  MCVは離島防衛を念頭に設計され、時速100キロでタイヤ走行できる機動性や空輸可能な点が特長。105ミリ砲を搭載し、軽戦車を撃破できる火力を備えている。  米軍は県内で車両走行する際、県民感情への配慮から、機銃を取り外したり、カバーを掛けたりしている。陸自は今回、訓練に反対する住民がプラカードを掲げる中、砲塔が見える状態でMCVを移動させた。  駐屯地の誘致段階から反対してきた焼き物工房経営の女性(64)は「住民は慣らされていく。ゆでガエルになるようだ」と公道走行に反発。小学生の頃、島に移住したという男性(65)は「あまりにも住民に配慮がない」と抗議に参加した。  一方、島西部の商店で働く女性(68)は「台湾有事を想像すると、小さな島には守ってくれる人がいた方が良い」と理解を示した。自営業の男性(88)は「中国の動きは止められず、訓練は必要なことだ」と話した。  糸数健一与那国町長は取材に対し、「抵抗感は全くない。政府の危機感の表れだ」と語った。玉城デニー知事は「公道を自走したことは誠に残念だ」とコメントした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕沖縄県内で初めて公道を走る陸上自衛隊の16式機動戦闘車(MCV)=17日、与那国町
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