塩野義コロナ薬、２２日再審議＝国産初飲み薬、７月承認見送り―厚労省

　塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」について、厚生労働省は１４日、承認可否を審議する専門部会を２２日に開くと発表した。国産初の飲み薬として注目されているが、７月の同部会で承認が見送られ、継続審議となった。 　承認されれば、５月に新設された緊急承認制度の初適用となる見通し。　 　同社は９月、最終段階の臨床試験（治験）の速報結果を公表。発熱や喉の痛みなど、オミクロン株に特徴的な五つの症状が改善されるまでの時間が約１日短縮できたという。新たな結果も踏まえ、承認可否が判断されるとみられる。 　ゾコーバは軽症や中等症患者向けで、ウイルスの増殖を抑える働きがあるとされる。錠剤を１日１回、５日間服用する。（了）【時事通信社】