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ロシア右派思想家、プーチン氏批判か=「王殺し」古典言及、その後釈明


 【ベルリン時事】ロシアのプーチン大統領の「頭脳」ともされる右派思想家、アレクサンドル・ドゥーギン氏が、ウクライナ南部ヘルソン市からのロシア軍撤退をめぐり、プーチン氏批判とも取れる発言をし、注目が集まっている。ドゥーギン氏は国民を守れない王が殺される「王殺し」を扱う古典に言及。米戦争研究所は12日、ロシアの強硬派からのプーチン氏への突き上げが強まっていると分析した。  ドゥーギン氏は10日、通信アプリでヘルソン市撤退について「ロシアの州都の一つ」を明け渡したと指摘し、完全な権力を与えられた独裁者は、国民や国家を守るものだと強調。失敗時には、英人類学者フレイザーの古典「金枝篇」中の「雨の王」の運命をたどるとした。干ばつ時に雨を降らせられない支配者が殺されるとの内容を指しているとみられる。  一方、ドゥーギン氏は12日、プーチン氏を批判したというのは、西側の「フィクションだ」と主張。「私もすべての愛国者も、無条件でプーチン氏を支持している」と釈明した。ドゥーギン氏は極右的言動で知られ、ウクライナ侵攻を全面支持。8月には車に仕掛けられた爆弾の爆発で娘が死亡した。  米戦争研究所は「軍がウクライナ全土の掌握という最終目標を達成できないため、プーチン氏はイデオロギー的な主戦論者の一部をなだめるのが困難になっている」と指摘した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアの右派思想家、アレクサンドル・ドゥーギン氏=8月23日、モスクワ(AFP時事)
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