意識失うまで暴行し放置＝同僚重体、容疑で男再逮捕―警視庁

　同僚の男性が意識を失うまで暴行し、放置したとして、警視庁捜査１課は８日、傷害と保護責任者遺棄の疑いで、建設作業員渡辺正人容疑者（４９）を再逮捕した。容疑を認め、「カッとなり手を出した」などと話しているという。 　再逮捕容疑は１０月１４日午後８時～１５日午前５時ごろ、東京都武蔵村山市のアパートで男性（４０）の頭や顔などに殴る蹴るの暴行を加えてけがをさせ、１７日午前０時１５分ごろ、北九州市八幡西区の男性宅に放置した疑い。 　同課によると、男性は防犯カメラの解析などから１７日午後５時半ごろに発見された。首の一部を骨折するなどし、いまも意識不明の状態が続いている。　 　渡辺容疑者と男性は勤務先の建設会社が用意したアパートで一緒に暮らしていた。１４日夜に飲酒した際、渡辺容疑者が一方的に暴行したとみられ、「仕事のストレスが重なった」と話している。 　意識を失った男性を車に乗せ、１６日正午ごろに北九州市に到着。男性を自宅に放置するまでの約１２時間、友人とバーベキューをしたり居酒屋でカラオケをしたりしたと供述しているという。 　渡辺容疑者は１０月、男性を車で連れ去ったとして監禁容疑で逮捕された。（了）【時事通信社】