古民家で学生運営カフェ＝川崎市〔地域〕

　川崎市多摩区の市立日本民家園内の古民家で、大学生たちがカフェの運営をしている。古民家の維持と同時に、近隣からケーキや和菓子などを仕入れることで、コロナ禍で苦戦する飲食店への支援にもつなげるのが狙いだ。 　「古民家カフェはらっぱ」は、市の重要歴史記念物の旧原家住宅を活用している。２０２１年の春から、一般社団法人で子ども食堂の運営などをしている多摩区ソーシャルデザインセンターに所属する大学生を中心に運営。地域の飲食点経営者から助言をもらいながら、材料の仕入れや店舗のオペレーションなどを学生で考え、営業している。 　カフェの運営に携わる同センター学生副代表の田中春喜さんは「多くの人に来てもらいたい」と話した。営業は休日のみで、２７日まで営業している。　（了）【時事通信社】