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2011年に記録廃棄か=神戸連続児童殺傷―家裁


 神戸市須磨区で1997年に起きた連続児童殺傷事件の記録が廃棄されていた問題で、神戸家裁は27日、廃棄したのは2011年2月28日の可能性が高いと明らかにした。バックアップとして残っていたデータの中に、廃棄の日付などが記載されていたという。  家裁によると、記載が見つかったのは19年に業務システムを更新した際のバックアップデータで、1997年以降の9万件以上の事件情報がサーバー内に残っていた。加害男性の氏名や生年月日、事件名などが含まれていた。   最高裁は少年事件の記録について、その少年が26歳に達するまで保存するよう内規で規定。「全国的に社会の耳目を集めた事件」などは、「特別保存」に指定して事実上、永久保存するよう定めているが、連続児童殺傷事件は特別保存に指定されず、08年に保存期限を迎えていた。  最高裁は有識者による委員会を開催し、特別保存の在り方を検討すると発表している。(了)【時事通信社】
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