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不登校、最多24万人超=いじめ認知も一転増加―コロナ影響続く・文科省


 全国の小中学校で2021年度に不登校だった児童生徒は前年度から4万8813人(24.9%)増の24万4940人で過去最多となったことが27日、文部科学省が公表した「問題行動・不登校調査」で分かった。増加は9年連続。また、高校なども含めたいじめ認知件数は前年度比19%増の61万5351件で、新型コロナウイルスに伴う一斉休校などにより減少した前回調査から再び増加に転じた。  文科省は不登校が大幅に増えた要因について、コロナ禍での生活リズムの乱れや休むことへの抵抗感の薄れのほか、活動制限が続いて交友関係が築けないことに伴う登校意欲の低下を指摘。児童生徒の休養の必要性を明示した「教育機会確保法」が浸透したことなども背景にあるとみている。   不登校の内訳は、小学校が8万1498人(前年度比28.6%増)、中学校が16万3442人(同23.1%増)で、いずれも増加率は過去最高。要因については「無気力、不安」が最多の49.7%、「生活リズムの乱れ、あそび、非行」が11.7%で続いた。高校の不登校も約8000人増え5万985人だった。  20年度から調査を始めたコロナ感染回避のための長期欠席は、小学生が4万2963人(前年度1万4238人)、中学生は1万6353人(同6667人)と大幅に増加した。  いじめ認知件数の内訳は、小学校が50万562件(同18.9%増)、中学校で9万7937件(同21.1%増)、高校は1万4157件(同7.9%増)。いじめの態様は、言葉による冷やかしやからかいなどが最も多かったが、パソコンや携帯電話での誹謗(ひぼう)中傷は2万1900件と過去最多だった。  小中高校から報告のあった自殺者は368人で、過去最多だった前年度からは減少したものの、深刻な状況が続いている。(了)【時事通信社】
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