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「G20行き」宙に浮く=ロシア首相出席の報道―プーチン氏


 11月15、16両日にインドネシア・バリ島で開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を巡り、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領の出席が宙に浮いている。プーチン氏は「ロシアは参加する」と明言しているが、自分が行くとは言っていない。独立系メディアは25日、大統領府筋の話として、ミシュスチン首相が出席する公算が大きいと伝えた。  プーチン氏が足を運べば、2月の侵攻後初めて、バイデン米大統領と対面する機会が生まれるとみられていた。参加について最終決定は下されていないもようだが、ウクライナでロシア軍が苦戦し、動員令と戒厳令で国内が「戦時体制」に移行したことも影響している可能性がある。  今秋、プーチン氏は控えていた外遊を活発化。9月中旬にウズベキスタンで上海協力機構(SCO)首脳会議に臨み、中国の習近平国家主席と約7カ月ぶりに対面で会談した。今月中旬もカザフスタンで独立国家共同体(CIS)首脳会議などに参加。かねて複数の大国が影響力を持つ「多極主義」を唱え、米国の「一極支配」に対抗する姿勢を強調しており、G20サミット参加への地ならしと受け止められた。  プーチン氏は2013年、故郷サンクトペテルブルクでG20サミットを主宰した頃から、この枠組みを重視。14年のウクライナ南部クリミア半島「併合」でロシアが主要8カ国(G8)から事実上排除されると、中国への傾斜とともにG20に軸足を移した。  ところが今回は、戦争が影を落としている。ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオ演説する機会があれば、プーチン氏は退席か否かの判断を迫られる。友好国・中国などが同調してくれる保証はない。  プーチン氏は今月14日、G20に出席するか記者団に問われると「ロシアとしては参加するだろう」と回答に含みを持たせた。米ロ首脳会談の可能性に関しては「(バイデン氏に)質問しなければならない。私は必要があるとは思わない」と語った。  G20は約3週間後に迫る。独立系メディアによれば、大統領府筋は「最終決定はしていないが、ロシア代表団は首相が率いる公算が大きい」と指摘した。この報道について、ペスコフ大統領報道官は25日、「決定はまだだ」と述べるにとどめ、プーチン氏出席のシナリオが消えていないそぶりを見せた。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領=14日、アスタナ(AFP時事)
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