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ロシア、中国より格下扱い=ウクライナ侵攻で記述は増加―米安保戦略


 【ワシントン時事】バイデン米政権は12日に公表した国家安全保障戦略で、ウクライナに侵攻するロシアを「自由で開かれた国際秩序に対する差し迫った脅威」と位置付けた。昨年3月に公表した戦略の暫定指針から記述は大幅に増加。しかし、「唯一の競争相手」と名指しした中国に比べて扱いは低かった。  「ロシアのウクライナ侵攻が、バイデン政権の外交政策のやり方を根本的に変えたとは思わない」。戦略の取りまとめを担ったサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は公表後、記者団にこう語った。  戦略は経済力や外交力、軍事力、技術力などで中国への警戒感をあらわにする一方、ロシアは「中国のような全般的な能力を備えていない」と断定。さらにウクライナ侵攻で「ロシアは戦略的限界を露呈した」と分析した。  バイデン政権は暫定指針では、ロシアを「国際秩序の妨害者的な役割を果たす意思を持ち続けている」と指摘したが、言及は少なかった。しかし、今年2月にロシアがウクライナに侵攻。これを受け、戦略の公表時期も当初予定の今年2月から遅らせていた。  ただ、ロシア関連の記述は暫定指針から大幅に増えたものの、ロシアよりも中国を重視する姿勢に変化はなかった。中国とロシアをほぼ同列に扱った2017年のトランプ前政権時代の戦略と比べても、ロシアの扱いの低さは際立っている。  背景には、ウクライナ侵攻でのロシアの苦戦がある。米国は、北大西洋条約機構(NATO)や先進7カ国(G7)を主導する形で対ロシア包囲網の構築にも成功しつつあり、サリバン氏は「2月時点では侵攻はすぐに終わり、ロシアは今よりもずっと良い立場にいると考える人が大勢いた」と強調した。 【時事通信社】 〔写真説明〕サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)=9月30日、ワシントン(EPA時事) 〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席=9月16日、ウズベキスタン・サマルカンド(AFP時事)
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