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プーチン氏、側近から反対意見=ウクライナ侵攻で不満蓄積か―米報道


 【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は7日、ロシアのプーチン大統領の側近の一人がここ数週間の間に、ウクライナ侵攻の指導をめぐり、プーチン氏に直接反対の声を上げていたと報じた。米情報機関の情報を入手した。  戦闘が長期化している上、動員令で国民の国外脱出が続く中、ロシアの指導部内でプーチン氏への不満が強まっている可能性がある。報道によれば、情報はバイデン米大統領にも報告されており、側近の名前も含まれているという。  ロシアのペスコフ大統領報道官は同紙に対し、「別の措置を取るべきだと考える人もいる」と述べ、動員令のような判断の際に反対意見があったことを認めた。ただ、「通常の協議の一部だ」と説明し、指導部内に分裂はないと反論した。  一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、国民向けのビデオ演説で、最近の攻勢で東部ルガンスク州の一部を含め、これまでにロシアから約2400平方キロに上る領土を取り戻し、96の集落を解放したと表明した。ルガンスク州はロシアが一方的に併合を宣言した4州の一つ。  ゼレンスキー氏は演説で、今週は南部攻勢でも戦果があったと指摘し、「われわれの領土と人々を偽の住民投票から日々解放しつつある」と強調した。 【時事通信社】
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