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中ロと対立、打つ手乏しく=北朝鮮のミサイル発射に―米政権


 【ワシントン時事】弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対し、バイデン米政権は打つ手が乏しいのが現状だ。ウクライナ侵攻や台湾情勢をめぐって国連安保理常任理事国の中国やロシアと対立し、制裁強化で協力は見込めない上、対話の呼び掛けには北朝鮮が応じないためだ。中ロを「後ろ盾」とする形で、北朝鮮は核・ミサイル開発に突き進んでいる。  「全会一致で採択された国連安保理決議を中ロが完全に履行せず、北朝鮮をつけ上がらせている」。クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は3日夜(日本時間4日午前)、北朝鮮のミサイル発射後に開かれたオンライン会合でこう語り、中ロへの不満をあらわにした。  北朝鮮が2017年に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した際、中ロは安保理で米国と歩調を合わせて北朝鮮制裁の強化を支持したが、バイデン政権との対立が深まる中、北朝鮮擁護の姿勢を強めた。今年は制裁決議案採決で拒否権を行使し、米国の圧力強化を阻んできた。  ウクライナ侵攻を受けて米国は、日欧と協力して対ロ制裁網を築き、大規模な兵器供与でウクライナを支援。台湾に関しても、多額の武器売却に加え、バイデン大統領が有事の際に米軍を介入させる意思を示し、中国との緊張が続く。核・ミサイル開発で米国の余力をそぐ北朝鮮は、中ロにとって好都合な存在とも言える。  バイデン政権は核問題解決に向け、無条件での対話を呼び掛けているが、対米強硬姿勢を貫く北朝鮮が応じる気配はない。「北朝鮮の脅威が高まるにつれ、今後も3カ国の協力は劇的に拡大していく」(クリテンブリンク氏)。手札が限られる中、米国は日韓との結束を強化し、中朝ロに対抗する姿勢を強めている。 【時事通信社】 〔写真説明〕バイデン米大統領=9月30日、ワシントン(EPA時事)
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