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繰り返し強制不妊処置=ウイグル自治区の迫害語る―亡命女性シディクさん


 中国・新疆ウイグル自治区で深刻な人権侵害を経験したというウズベク族のケルビヌル・シディクさん(53)が、東京都内で29日、時事通信社の取材に応じ、当局から繰り返し不妊処置を強制されたと訴えた。中国政府が否定する国内の少数民族弾圧の実態を明らかにした。  同自治区ウルムチに住んでいたシディクさんは2017年、子宮内避妊具を装着する医療措置を義務付けられた。拒否した場合の摘発も示唆され、選択肢はなかった。「(当局に)もう子供を生む意思はないと説明したが、聞き入れられなかった。怖かった」と振り返った。  措置後、体調は悪化し出血が続いた。病院でひそかに器具を外したが、当局に発覚し、再び同様の処置を施された。50歳になった19年には本格的な不妊手術を受けさせられた。  その後、オランダに住む娘の強い勧めもあり出国を決意。オランダでは政治亡命が認められた。中国に残した夫らが気掛かりだが、家族が警察に目を付けられる恐れがあり連絡できない。ウイグル族の収容所とされる「再教育施設」に中国語教師として派遣された経験があり、恐ろしさを知っている。  中国政府は認めないが、少数民族の人口抑制策として手術が強制されていると訴える声は根強い。30日に都内で記者会見した在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のドルクン・エイサ総裁は「中国政府によるジェノサイド(集団殺害)は今も進行している。世界3位の経済大国である日本が影響力を発揮し、ウイグル問題により強く関与してほしい」と呼び掛けた。 【時事通信社】 〔写真説明〕30日、東京都内で記者会見を開いた「世界ウイグル会議」総裁のドルクン・エイサ氏(左)とケルビヌル・シディクさん
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