中ロ軍艦、伊豆諸島通過＝共同パトロールか―防衛省

　防衛省は２７日、中国とロシアの軍艦計７隻が伊豆諸島を相次いで通過したと発表した。中ロが実施中とされる共同パトロールの一環とみられる。両国は連携した軍事活動を活発化させており、同省は警戒を強めている。 　同省によると、中国海軍のレンハイ級ミサイル駆逐艦など３隻は２６日夜、伊豆諸島の須美寿島と鳥島の間を西に進んだ。２７日昼ごろにはロシア海軍のウダロイ級駆逐艦など４隻が伊豆諸島の御蔵島と八丈島の間の接続水域を通り、南西方向に進んだ。海上自衛隊の護衛艦や哨戒機が警戒監視を続けている。　 　うち６隻は、３日に日本海で機関銃発射訓練を実施した後、宗谷海峡を東に進んでいた。ロシアの多国間軍事演習に参加したとみられる。ロシア国防省は１５日に共同パトロールを行うと発表していた。（了）【時事通信社】