電動キックボードで初の死亡事故＝運転中に転倒、頭打つ―警視庁

　２５日午後１０時４５分ごろ、東京都中央区勝どきのマンション駐車場で、電動キックボードを運転中の男性が車止めに衝突し、転倒した。頭を強く打っており、病院に運ばれたが、２６日午後に死亡した。警視庁によると電動キックボードをめぐる死亡事故は全国で初めて。 　同庁月島署によると、死亡したのは会社役員城哲哉さん（５２）＝港区南麻布＝。一人で運転中の単独事故で、ヘルメットはかぶっていなかった。電動キックボードは民間事業者からレンタルしたものだった。　 　電動キックボードは現行法上、原付きバイクに分類され、運転中のヘルメットの着用が義務付けられているが、城さんが利用した事業者は着用を任意とする国の実証実験の対象だった。（了）【時事通信社】