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「残酷な法律」「人生を返して」=原告ら、さらなる提訴呼び掛け―強制不妊提訴


 旧優生保護法による不妊手術をめぐり、一斉提訴した原告らは26日、記者会見で「残酷な法律を作った責任を取って」「人生を返して」と訴えた。  東京地裁に提訴した脳性まひの西スミ子さん(75)は約70年前、母から「生理がなくなる」とだけ聞かされて手術を受け、後に子供を授かれない体になったと知った。女性に介助され、車いすで会見に臨んだ西さんは「手術の意味を知っていたら受けていなかった。障害者にとって残酷な法律を作った国にきちんと責任を取ってほしい」と述べた。  全国弁護団共同代表を務める新里宏二弁護士は仙台市内で記者会見し、「被害者が声を上げ続けることが全面解決につながる。今回の提訴が各地の被害者に届いてほしい」と強調した。宮城県の原告千葉利二さん(72)に代わって会見に出席した兄利継さん(74)は「2月にテレビで(大阪)高裁判決のニュースを見て初めて被害を知った。優生保護法は人権侵害と同じ。弟と同じような被害に遭った人を掘り起こしたい」と語った。  名古屋市で会見した70代夫婦は、同じ聴覚障害を持つ兵庫県の原告2人が相次ぎ亡くなったことをきっかけに「思いを継ぎたい」と提訴したという。妻は結婚後間もなく、健聴者の母の指示に逆らえず、不妊手術を受けた。妻は「母が悪いと思っていたが、国が悪かったんだと思う。私も夫も苦しんできた。人生を返してほしい」と訴えた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕旧優生保護法による強制不妊訴訟で新たに原告となり、記者会見する西スミ子さん(右)=26日、東京都千代田区
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