日野自動車によるエンジン試験不正問題で、国土交通省は22日、道路運送車両法に基づき、新たに4機種のエンジンの生産に必要な型式指定を取り消した。型式指定取り消しの行政処分は、3月に続き2回目。再び指定を得るまで、これらのエンジンを積んだ車の生産はできなくなる。 同省は16日、同社のほか、問題のエンジンを搭載するバスを販売したいすゞ自動車から行政処分の前に意見を聞く「聴聞」を実施していた。 新たに指定が取り消された4機種は、大型トラック・バス用エンジン1機種と、建設機械に搭載する大型エンジン3機種。いずれも排ガス試験で、規制値を超えないように数値を書き換えるなどの不正が行われていた。 日野自動車をめぐっては、3月にもエンジンの排ガスと燃費試験に関する不正が発覚。その後、国交省が不正対象エンジン4機種の型式指定を取り消していた。(了)【時事通信社】
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