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英、弔問外交が本格化=女王国葬で首脳続々


 【ロンドン時事】エリザベス英女王の国葬に参列する首脳らが続々と英国入りする中、「弔問外交」が本格化している。チャールズ新国王は17日、オーストラリアやニュージーランド(NZ)など計5カ国の首脳と相次いで面会し、積極的な王室外交を展開。就任から間もないトラス英首相も外交デビューを果たした。  「本当に温かい面会だった」。NZのアーダーン首相はロンドンのバッキンガム宮殿で国王と面会後、地元メディアにこう強調した。国王が「NZへの深い愛情」を示したとも明らかにした。  女王の死去直前の6日に就任したトラス首相も、17日に豪州とNZの首脳と相次いで会談した。国葬を控えて会談内容は一切明かさなかったが、英国の環太平洋連携協定(TPP)加入交渉や対中国での連携などが議題になったとみられる。  豪州やNZなどは歴史的な経緯から英国王を国家元首としているが、立憲君主制から共和制への移行を模索する動きも一部で出ている。国内外を問わず信頼と尊敬を集めた女王の死去後、新国王と新首相はまずこうした国々との関係強化を打ち出した格好だ。  一方、弔問外交の場ではロシアや中国との亀裂も改めて浮かび上がった。  ウクライナに侵攻したロシアには国葬の招待状すら送られなかった。プーチン大統領が招待されなかったことに、ロシア外務省のザハロワ情報局長は「多くの人々の心を揺さぶった悲劇を利用しようとする英政府はとても非道徳的だ」と非難した。ベラルーシ、ミャンマー、アフガニスタンなども政治的な状況などを踏まえ招待されなかった。  英議会は、女王のひつぎが安置された議会議事堂のウェストミンスターホールへの中国代表者による弔問を拒否した。新疆ウイグル自治区の人権問題をめぐって中国に批判的な英議員に中国が制裁を科したことが背景にあるが、中国外務省は「英国は外国からの客人を迎える際のマナーには慣れているはずだ」と不快感をにじませた。 【時事通信社】 〔写真説明〕17日、ロンドンのバッキンガム宮殿でニュージーランドのアーダーン首相(右)と面談するチャールズ英国王(AFP時事)
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