女王のひつぎ、エディンバラへ＝市民見送り、公開安置―英

　【ロンドン時事】８日死去したエリザベス英女王の遺体を納めたひつぎが１１日、女王が亡くなったスコットランド中部バルモラル城を離れ、南方のエディンバラへ搬送された。エディンバラでは市内行進と公開安置を実施。ひつぎは１３日午後、１９日の国葬のためロンドンへ空路運ばれる。 　霊きゅう車に載せられたひつぎは王室の旗に覆われ、白い花が添えられた。エディンバラまでは、花束や英国旗などを持った大勢の市民が沿道に立ち並び、静かに通り過ぎる女王を見守った。スコットランド自治政府のスタージョン首相はツイッターに「悲しく、身を切るような瞬間だ」とつづり、「並外れた女性」に弔意を示した。 　エディンバラでは、ひつぎは女王のスコットランドでの公式住居ホリールード宮殿内にいったん安置され、１２日の市内中心部での行進を経て、近くのセント・ジャイルズ大聖堂に移動。市民が最後の別れを告げられるよう、ロンドンへの出発時まで聖堂内で公開安置される。　【時事通信社】 〔写真説明〕１１日、スコットランド中部バラターで、エリザベス英女王のひつぎを乗せた車（ＡＦＰ時事） 〔写真説明〕１１日、英北部エディンバラのセント・ジャイルズ大聖堂前で、女王のひつぎの到着を待つ市民（ＡＦＰ時事）