非常に強い台風１２号が接近＝沖縄・先島諸島、暴風高波警戒―気象庁

　非常に強い台風１２号は１１日午前、沖縄県・先島諸島の石垣島の南海上を北上した。１３日にかけて石垣島や西表島などに接近、通過するとみられ、気象庁は暴風や高波、大雨に厳重に警戒するよう呼び掛けた。 　１２号は１４～１５日には東シナ海を北上し、１６日は中国大陸と朝鮮半島の間の黄海に進む見込み。 　１２号は１１日午前９時、石垣島の南約２００キロの海上を時速１５キロで北西へ進んだ。中心気圧は９５０ヘクトパスカル、最大風速４５メートル、最大瞬間風速６０メートル。半径１３０キロ以内が風速２５メートル以上の暴風域、北側３３０キロ以内と南側２４０キロ以内が風速１５メートル以上の強風域。 　与那国島では１１日午前５時１５分に最大瞬間風速１９．５メートルを観測した。 　先島諸島で１２日に予想される最大瞬間風速は４５～６０メートル、波の高さは１０メートル。１２日午前６時までの２４時間予想雨量は１５０ミリ、その後１３日午前６時までの同雨量は２００～３００ミリ。　（了）【時事通信社】