虚偽投資話で６億円詐取か＝容疑で会社代表の男逮捕―大阪府警

　うその投資話を持ち掛け、知人男性から現金６億円を詐取したとして、大阪府警は９日、詐欺容疑で、住居不定の貴金属売買会社代表取締役、八神智成容疑者（３８）を逮捕した。「お金はだまし取っていない」と容疑を否認しているという。 　逮捕容疑は、２０１８年４～７月ごろ、大阪市内に住む４０代男性に「元本は保証するし、配当は平均で１０％約束できる」などとうそをついて同社の事業への投資を持ち掛け、自身の口座に６億円を振り込ませてだまし取った疑い。　 　捜査２課によると、男性は６億円以外にも１７年３月以降に計３０００万円を出資。１８年１０月までに計７６００万円の配当金を得ていた。しかし、同年１１月以降配当金が支払われなくなり、１９年５月に府警に告訴した。同課は八神容疑者が代表を務める会社は事業実態がなかったとみている。 　府警は２０年９月、八神容疑者を指名手配。福岡県警が９日、福岡市内の飲食店から出てきた同容疑者を発見し、博多署に任意同行して逮捕、府警に引き渡した。（了）【時事通信社】