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果物・野菜、死亡リスク減=多く食べる人、1割弱低下―9.5万人追跡調査・がんセンターなど


 国立がん研究センターなどは7日、ビタミンや食物繊維が豊富な果物や野菜を多く食べる人は少ない人に比べ、死亡リスクが1割弱低かったとの分析結果を発表した。全国の約9万5000人を約20年間追跡調査して分かった。研究成果は国際学術誌に掲載された。  同センターなどの研究グループは1990年以降、10都府県の11保健所管内に住む男女約9万5000人(当時40~69歳)を約20年間にわたり追跡調査した。食事に関するアンケートを行い、果物や野菜の摂取量でそれぞれ5グループに分け、死亡との関連を調べた。  果物では、摂取量が最少の人たちと比べ、最も多いグループは8%、次に多いグループは9%、死亡リスクが低かった。病気別では、心疾患などの死亡リスクが最大13%低く、特に女性でその傾向が強かった。  野菜でも同様に、摂取量が多い2グループは死亡リスクがそれぞれ7%、8%低かった。ただ果物・野菜のいずれも、欧米の研究とは異なり、摂取量とがんによる死亡リスクの間に関連は認められなかった。欧米人と比べ、がんの原因としてウイルスや細菌による感染症が多いことなどが理由と考えられるという。   国はバランスが取れた食事として、果物は1日に200グラム程度、野菜は350グラム以上の摂取を推奨している。研究グループの後藤温横浜市立大教授は「果物や野菜は体に良いとされるが、追跡調査により死亡リスク低下につながることが示された。アンケート結果から推定すると、1日の摂取量としては、果物140グラム以上、野菜300グラム以上が一つの目安になるのではないか」と指摘している。(了)【時事通信社】
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