サウジ皇太子が欧州歴訪＝記者殺害後初、外交本格化か

　【カイロ時事】サウジアラビア王室は２６日声明を出し、ムハンマド皇太子がギリシャ、フランス歴訪を開始したと発表した。国営通信が伝えた。両国で「リーダー」と会談し、「さまざまな分野における２国間関係と共通の利益」などについて協議するという。２０１８年のサウジ人記者殺害事件以降、皇太子が欧州連合（ＥＵ）加盟国を訪問するのは初めて。 　皇太子は１５日、事件の責任が皇太子にあると糾弾してきたバイデン米大統領をサウジ西部ジッダに迎え、「関係改善」をアピール。これを受けて外交を本格化させたもようだ。　【時事通信社】