週内に米中首脳協議＝隔離生活、２６日終了か―バイデン氏

　【ワシントン時事】バイデン米大統領は２５日、オンライン会合に出席後、記者団に対し、中国の習近平国家主席との協議が今週中に開催される見通しを示した。バイデン氏は新型コロナウイルスに感染し、ホワイトハウスで隔離生活を続けている。
　バイデン氏は、今週中に米中首脳協議を開催するか記者団に問われ、「私はそのつもりだ」と語った。自身の健康状態については「声はしゃがれているが、日々良くなっている。喉の痛みと少しのせきは残っているが、完全回復の途上にある」と説明し、対面での執務を週内に再開する可能性を示唆した。
　バイデン氏は２０日、習氏と１０日以内に協議する見通しを示していたが、翌２１日朝の検査でコロナ感染が判明。ホワイトハウスでの自主隔離生活に入り、米中首脳会談の開催に懸念も出ていた。
　ホワイトハウスのジャー新型コロナ対策調整官は２５日の記者会見で、２６日の検査結果が陰性となれば、バイデン氏は隔離が解かれると説明。バイデン氏は感染後も隔離状態で執務を続け、２５日には政権が重視する半導体供給に関するオンライン会合に出席し、回復をアピールしていた。　【時事通信社】
〔写真説明〕中国の習近平国家主席（左）とバイデン米大統領（ＡＦＰ時事）