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ガス不足で省エネ要請強化=シャワーは5分、ギリシャで越冬?―ドイツ


 【ベルリン時事】ロシアとの対立により、同国に頼っていたガスの供給不足への懸念が広がるドイツで、政府が国民にシャワーの節約など省エネの要請を強めている。温暖なギリシャで冬を過ごすよう、同国からドイツ国民へのラブコールも届き始めた。  ドイツ政府は最近、「8000万人で共にエネルギー転換へ」と銘打ち、国民総出で省エネを行うキャンペーンを開始。「シャワーの温度を下げ、最長5分に」などと、具体策を列記し協力を求めた。一部地域では、温水が出る時間を制限する住宅も出ている。  ギリシャのキキリアス観光相は14日の独紙ビルトに、「秋冬にドイツの年金生活者を迎えることは大きな喜びだ」と、暖房の必要性が少ないギリシャでの越冬を呼び掛けた。  ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムは6月、パイプライン「ノルドストリーム」経由でのドイツへのガス供給を6割削減。さらに今月11日からは、定期保守点検のため供給を停止した。点検が終わる21日以降も、ロシアが意図的に供給停止を長引かせることが懸念されている。  ドイツの住宅の暖房はガスが主流で、約5割を占める。現在のガス貯蔵率は6割強と夏期の間は十分だが、冬期は予断を許さない状況だ。  ドイツはガス供給に懸念がある際に出す警報の第2段階を発令済みだが、最高の第3段階まで引き上げられれば、政府がガスの供給先に優先順位を付けることも可能になる。ハーベック経済・気候保護相は、こうした「悪夢のシナリオ」を回避するためにも、国民一人一人の協力が不可欠だと呼び掛けている。 【時事通信社】 〔写真説明〕パイプライン「ノルドストリーム」の関連施設=2011年11月、ドイツ北東部ルプミン(AFP時事)
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