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中国、成長率目標に黄信号=「ゼロコロナ」で急減速


 【北京時事】中国の4~6月期の経済成長率は0.4%と、新型コロナウイルス禍でマイナスとなった2020年1~3月期以来の低い伸びにとどまった。感染抑制を徹底する「ゼロコロナ」政策の副作用が出た形で、当局が目指す今年の成長率目標「5.5%前後」に黄信号がともっている。  中国共産党は5年に1度の党大会を今秋に開く見通し。習近平総書記(国家主席)の3期目入りが有力視されており、指導部はその後の党運営を安定させる上でも目標の「未達」を回避したい考え。今後、インフラ投資の拡大や自動車購入支援策の強化などで景気浮揚を図るとみられる。ただ、ゼロコロナ政策の修正は当面難しく、V字回復は容易ではない。  中国ではコロナ感染が急拡大した3月以降、ロックダウン(都市封鎖)など行動制限の影響を特に受けやすい個人消費が低迷。6月の小売売上高は前年同月比3.1%増とプラスに転じたものの、鉱工業生産と比べると回復が遅れている。  国際機関や機関投資家は、ゼロコロナ継続への懸念から、相次いで中国の今年の成長率予想を下方修正してきた。世界銀行は6月に発表した最新の経済見通しで、1月時点の予想から0.8ポイント引き下げて4.3%とした。  野村ホールディングスのアナリストは、感染が広がった場合、当局が再び大規模なロックダウンに踏み切る可能性があるなどと指摘。「下期の成長見通しについては慎重だ」と語った。 【時事通信社】
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