アリババ責任者を事情聴取＝１０億人分の個人情報流出―中国・上海当局

　【上海時事】１４日の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（電子版）などによると、中国警察当局が管理する１０億人分の個人情報が流出したとされる問題で、上海市当局は中国電子商取引最大手・阿里巴巴（アリババ）集団のクラウドサービス部門責任者から事情聴取した。個人情報はアリババのクラウドサービスに保存されていたが、容易にデータ窃取が可能な状態だったという。 　「上海市警察当局のデータベースから漏れた」とする中国人１０億人分の個人情報が、６月末にインターネットで売り出されたのが発端。２８００万円相当の価格が付けられ、サンプルデータとして氏名、住所、身分証や携帯電話の番号などが記載されていた。　【時事通信社】